今回は家電選びの考え方についてご紹介します。
この記事は家電全般に適用できると思います。
是非、参考になれば嬉しいです。
こんな方々へ
・家電ってどのメーカー、どのグレードを選べばいいか分からない。
・普段、量販店の店員さんのおすすめを買ってしまう。(決して悪い事ではないけど)
・いつも家電を買ったはいいけどけど、使わない機能が多い。
これらの問題を解決できると思います。
選び方の結論だけ知りたい方は、下の【実践編】からご覧ください。
まずはじめに
このページで紹介する方法は、
多少の時間を使って、自分に必要な機能のみを備えたものを選び、安く買う。
ということです。
なので、家電に時間とお金を惜しまない方々のお役には立てないかもしれません。
覚えておいてほしいこと
まず、以下の点を押さえましょう。
1 基本的に最上位機種が1番機能や性能に優れている。そして高い。
2 色々な機能があるのは便利な反面、機構が複雑で故障リスクが高まる。
3 利害関係にある人の意見や広告等には一定の距離を持って接する。
基本的に最上位機種が1番機能や性能に優れている。そして高い。
考え方の基本になるので強調しておきます。
ただし例外として、
エアコンで、デザインに優れた別のラインナップ。
とかはあります。でも、基本的には
最上位機種=最も色々機能が付いている、性能が良い=値段が高い
と考えて下さい。
そして大抵、最上位機種から機能が少しずつ無くなったシリーズが4~5段階くらいあり、最も安いものは最もシンプルな機能しか実装していないことが多いということも覚えておきましょう。そして、
自分に必要な機能が全て揃っている商品が存在する場合、最上位ではなくそれを購入すべきです。
とは言っても、あったら便利な機能もあるかもしれないよ?
という考えが捨てられない方は是非次をご覧下さい。
色々な機能があるのは便利な反面、機構が複雑で故障リスクが高まる。
Simple is best.
という言葉そのままに、使わないのであれば不具合を起こす可能性が高まる余計な機能は無い方が良いです。
もちろん、最近の家電は信頼性も増してますので昔に比べて壊れる可能性が低いです。
ただその機能が欲しいのであれば、デメリットをメリットと比較した上で検討しましょう。
また、「今シーズンから、新たに追加された機能です。」
というのも注意が必要です。
見落とされている不便な部分があったり、
壊れやすかったり、
意外とメンテナンスにお金が掛かったりします。
例えば、最近のエアコンは自動お掃除機能がついていますが、業者に依頼すると割高(+5000円位)な料金が掛かったりします。
またそれ自体が壊れたり、実際そこまで綺麗にならなかったり、日々のお掃除面倒だったり等です。
既にある機能で、数年くらい市場に存在していてあまり悪い評判を聞かない、という方が良いかと思います。
実際に「新しい機能が評判が悪く、2年くらいで無くなった。」
とかはよくある話です。
使わないかどうか分からない。というご意見をお持ちの方へのアドバイスは、
今、不満に思っている事を解消できる機能でなければ、ほぼ使わないと思って良い。です。
おじいちゃん、おばあちゃんにインスタの便利さを伝えても使ってくれないのと同様です。
むしろ、新しいことを勉強する(説明書を読む)のが面倒だと言われる始末。
あったら便利そうかもしれない新しい機能を使う確率は、おじいちゃんおばあちゃんが
「インスタ使ってみたよ。すごい便利じゃん」
って言ってくれる確率とほぼ同じ位です。
利害関係にある人の意見や広告等には一定の距離を持って接する。
商売は慈善事業ではありません。
もちろん私は人間の綺麗な部分を信じています笑
でも、店員さんはお店の商品を買って欲しいので、他店やネットで買った方が安くてもそちらをお勧めしてくれる可能性は低いですし、メーカー販売員さんは他のメーカーの商品が優れていても多分紹介してくれないです。
さらには時期によって、倉庫を空けるために特定の商品を売らなければいけなかったり、自分の販売ノルマがあったりするかもしれません。
なので、そういうものだ。
と割り切って、話を聞く位がちょうど良いのかな?と思います。
無知で乗り込むと言い方悪いですがカモにされかねません。理論武装が必要です。
加えてカタログにも注意が必要です。
悪い情報は載っていないor細かい文字の所に書いてあります。
逆に、悪い情報なのに積極的に教えてくれる、載っているというケースがあれば、それは信頼出来るのかもしれないですね。
【実践編】家電選びの推奨順序
いよいよ実践編です。
以下の順序で考えると迷わず選べると思います。
1 機能の把握(現在使用している機能、使用していない機能の把握)
2 不満の把握(現在の家電の不満、その他生活で不満に思っている事を把握)
3 家電買い替えでそれらの不満を解消できるか検討
4 適正価格の推察
5 購入時期の検討、価格交渉
一つずつ見ていきます。
機能の把握(現在使用している機能、使用していない機能の把握)
買い換えを意識して文章を書きましたが、新生活をする場合でも実家で使っていた、若しくは使っていなかった家電の機能などが参考になるかもしれません。
この考え方で洗濯機購入の話を別記事にしましたのでこちらもご参考にして下さい。
不満の把握(現在の家電の不満、その他生活で不満に思っている事を把握)
新商品はそもそも昔と比べて便利になってます。
さらに日頃不満に思っている部分があれば、新たに家電を買う事で、それも一緒に解決出来ないか?を検討してみましょう。
例えば、掃除機を買い換える。
↓
家の収納が狭い。
↓
この際、スティック型にしてみよう。
とか
洗濯機。
↓
時間が無い。
↓
皺伸ばし機能が搭載されているものにしてアイロンをしないとかです。
費用対効果を検討するのはもちろんです。
家電買い替えでそれらの不満を解消できるか検討
カタログやネットで情報を集める前に・・・
さて、いよいよ新しい家電の機能を検討する段階に来ましたが、あわよくばまずはカタログとか見ないで考えることをおすすめします。
カタログを見てしまうと、
あれ、何か便利そう。この機能欲しい。
ってなるに決まっているからです。
メーカーのセールスってとても上手です(笑)。
でも、そういう機能は前述の通り結構な確率で使わないです。
適正価格の推察
ここでいう適正価格とは何かをお伝えします。
大型冷蔵庫は1万円では買えないですし、家庭用エアコンは50万円もしません。
定価以上のお金を出して製品を買うことは無いので、割引の方だけが問題になりますが、なるべく安く購入したいのは人類皆の希望です。
しかし、お店は反対になるべく高く販売したいという希望がありこれらは相反します。
そしてなるべく安く買うことに注力するあまり何週間も何ヶ月も時間を使うのは得策ではありません。時間は最も大切な財産です。(楽しいなら別ですが)
ここで言う適正価格とは、お店にとっては売る価値を見出せる1番安い価格って事です。
売る価値とは具体的にはこんなものです。
・利益を出せる。
・利益は出ないけど、店員さんのノルマになる
・在庫処分。新製品の為、なる早でお店の倉庫を空けたい。
等
この適正価格を推察出来ると、お互いに無用な時間を過ごさずに気持ちよく買い物出来ます。
具体的な推察方法は、
・ネットでの最安値や平均価格
・近隣店舗の価格
・そのお店でのセール時の最低価格
等
です。
購入時期の検討、価格交渉
さて、やっと購入するところまで来ました。
4での適正価格を知り、この件にどれ程時間をかけるかをおおよそ見積もり店舗やネットサーフィンへ出かけましょう。
購入時期について
あくまで個人の意見としてこんな時期は避けた方が良い、もしくはお得な時期は以下です。
休日
人が多い分、大きな値引きに応じて貰いづらい。他にも買う人が居て、長時間の拘束は店員さんにとってデメリットが大の為、丁寧に対応して貰いづらい。
新商品販売直前直後
昔はお得だったが、最近は足元を見られている気がする。
価格交渉
お店でのやり取りでは、
買い換えですか?
いや、この前故障しちゃって。
と言ってしまうと、
急いでいるんだな。高めでも買って貰えそう。
ということを知られてしまいます。積極的に情報を開示する必要はありません。
いやー、いま安い時期でしょう?
希望の価格ならば買い換えようと思って。
などと言っておきましょう。
しかし向こうも人間です。あまり高圧的であったり、明らかに安過ぎる値引きや、買わないオーラ全開だと相手にして貰えないので、そこは一流の購入者としての振る舞いが求められます。
この点を意識して、自分の希望価格に近づくように合理的に交渉して、無駄な時間を浪費せず製品購入を決めましょう。
まとめ
今回は家電購入の考え方についてでした。
是非とも満足のいく機種だけではなく、その過程も満足頂けることを祈っています。
非常に長くなってしまい申し訳ありません。
ありがとうございました。
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